久伊豆神社太々里神楽(平成29年4月29日) |
久伊豆神社太々里神楽(平成29年4月29日)
第一幕 巫女舞(11時頃から)
- 巫女舞は、穢れを知らない女性が勤め、舞台を清めたと言われています。巫女舞は八つ位ありまして、幣神楽の舞い、末広の舞い、奉幣の舞、太刀の舞い、禊の舞い、榊の舞い、袖の舞、弓の舞いとあります。本日は御幣と鈴を持って、本間と言う曲で舞い、次に扇を持って鎌倉と言う曲で、末広の舞いを舞います。
第二幕 八幡山(3時頃から)
- 仲哀天皇が筑紫の、香椎野宮において熊襲征伐を思い立ち、妻の神功皇后が武運を占うことになりました。皇后は神がかりとなり神の言葉を発しました。皇后は武内宿禰が持ってきた弓で武運長久を祈って「弓の舞い」を舞い、そのあと二人で扇を使い「連れ舞」をします。皇后が出立しようとすると急に腹痛がおこり、そこにうずくまります。皇后はすでに妊娠をしておりました。そばに寄り添った武内宿禰は傍らの石を帯に挟んで出立するよう進言しました。
第三幕 三崎遊魚・蛭子(5時頃から)
- 七福神の一つである恵比寿様は兵庫県西宮神社の祭神蛭子命であり、海上・漁業の神、または商売繁盛の神として信仰されました。恵比寿様が釣りをしようと糸を垂れますが波が高くて魚が釣れません。そこでお供を呼び、波を鎮めるために神主を呼ぶことにします。出かけると自分が神主であるという男に出会います。男の口が動くので笑ってしまいます。祈祷をして波を静かにしやるから恵比寿様に取り次げと言われます。
第四幕 山神(5時50分頃から)
- 山神は里神楽の演目のうち、武神同士の闘争や妖怪の登場などで穢れた舞台を清めてもとの神聖な場に戻すという役目を背負っています。一日の最後に舞う清めの舞になります。
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