例祭(平成29年9月28日) |
久伊豆神社例大祭里神楽(平成29年9月28日)
第一幕 巫女舞(11時頃から)
- 巫女舞は神楽のはじめに、未婚の女性がつとめ、舞台を清めたといわれています。舞は三曲で構成され、一曲ごとに手にしている道具が変わります。一曲目の「本間」では御幣束(神事用道具)と鈴、二曲目の「神楽昇殿」では榊の枝、三曲目の「幣神楽」では再び御幣束と鈴を持って舞います。
第二幕 稲荷山・千箭(3時頃から)
- 稲荷神社の祭神は衣食住の太祖で五穀豊穣・商売繁盛の守護神の宇迦之御魂の神(稲荷大神)であります。「いなり」とは「神像稲を荷えり、困りて稲の字を用いる」と史記にあり、そこから「稲荷」と言われたとも、また、稲を収穫して荷ったからと言われています。里神楽では稲荷大神がモドキに天狐を呼び出すように命じます。そして、天狐が弓を持って出てきます。その弓を持って、稲荷大神が「弓の舞」を舞います。次に天狐が「奉幣の舞」を舞います。そのあと千本の矢を持つと言われる千箭を呼び出して、稲荷大神は自ら神前に於いてお祓いをした神聖な弓を与えて悪鬼退治を命じます。千箭は弓を受け取り悪鬼退治に出立します。
第三幕 三崎遊魚(5時頃から)
- 七福神の一人である恵比寿様は、兵庫県西宮神社の祭神蛭子命であり、海上・漁業の神、または商売繁盛の神として信仰されています。その昔、恵比寿様が釣りをしようと糸を垂れますが波が高くて釣りが出来ません。そこでモドキを呼び、波を鎮める為に神主の呼び出しを命じます。モドキが踊りながら出かけると口のとがった男が来ます。顔を近づけると口が動きます。モドキは思わず笑ってしまいました。お前は誰だと言うと、私は神主だ。お前の旦那様は神主を捜しているのだろうと言います。怪しい男だなと思いましたが恵比寿様に取り次ぎます。
第四幕 山神(5時50分頃から)
- 山神は、今日一日の舞台に現れた神々で穢れた舞台を清める役割を持っています。
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