藤祭太々神楽講(平成31年4月29日) |
平成三十一年四月二十九日 越ヶ谷久伊豆神社 太々神楽講
里神楽 鑑賞の手引き
三筒男 みつつお(十時頃~)
- この演目は、序開きに奉納されます。黄泉の国より戻られた伊邪那岐命が阿波岐ヶ原にて禊祓いを行った際、お生まれになられたのが三筒男神(上筒男命・中筒男命・底筒男命)です。里神楽においては、上筒男命が折り紙と太刀の舞、中筒男命は奉幣の舞、最後に底筒男命が鈴と二枚扇の舞にて舞い納めます。
八雲神詠 やぐもしんえい(十一時頃~)
- この演目は大蛇退治とも言います。はじめに櫛稲田姫命と父親の足名槌命が登場します。八人いた娘が年ごとに大蛇に呑まれ最後の一人櫛稲田姫命も呑まれてしまうと二人は悲しみにくれています。そんな中、足名槌命は須佐之男命の言う通り大蛇に呑ませる、やしおりの酒を造ります。すると酒の匂いにつられて大蛇が現れ、やしおりの酒を飲み干すと寝てしまいます。そこに須佐之男命が現れ大蛇を起こし退治します。大蛇の身体からは草薙剣が出てきます。最後に須佐之男命は櫛稲田姫命を妻に迎え入れます。
八幡山 やわたやま(十四時頃~)
- 神功皇后が三韓征伐へと向かう出陣の場面を描いた演目です。皇后は武内宿禰から弓矢を受け取りの戦勝祈願の弓の舞、続いて二人は鈴を持ち、連れ舞を舞います。その後、産気づいた神功皇后は石を腹に当てて三韓征伐へ出発します。
神剣幽助 しんけんゆうじょ(十七時頃~)
- この演目は、小鍛冶とも言います。一条天皇に命じられ守り刀を打つことになった刀鍛冶の三条宗近が無事に出来るように祈ると稲荷大神が現れます。稲荷大神の助力によって名刀・小狐丸を作り上げます。
山神 さんじん(十七時五十分頃~)
- 一日神楽を演じた舞台を山神が祓い清める演目です。
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