久伊豆神社おかがり祭里神楽(令和2年12月14日) |
第一幕 菩比上使 六時頃から
高木の神が、豊葦原の中津国を天孫瓊々杵命に奉って、大国主命の隠居を願う使いの神を選ぶ物語の三部作の一つで、高天ヶ原から天菩比命が大国主命の許に上使として降るが、建御名方命の謀略にかかって酒を飲まされ、あなたの舞を見せて欲しいと言われ踊ります。 踊っていくに連れて段々酔いが回ってきて崩れるように座り眠ってしまいます。不意を襲われた天菩比命は太刀を抜いて戦いますが、酔いが回ってか遂に負けてしまいます。受けた使命を果たせずにこのまま帰るとは情けないと、天菩比命は振り返って太刀に手をかけますが、建御名方命に構えられて、敵わないと逃げ帰ります。
第二幕 八幡山 八時頃から
仲哀天皇が筑紫の香椎の宮で政務を執っておられた時に熊襲征伐を思い立ちました。妻の神功皇后が武運を占うことになりました。皇后は神がかりとなり神の言葉を発しました。皇合は武内を呼び出します。武內が皇后に神のご神託を聞くと〔すべての神に供物を捧げ、わが魂を船に祀って船出するがよい〕言いました。皇后が弓の舞を舞い武内に後詰めを頼みます。そのあと二人で扇の舞をして武運を祈ります。皇后が出立しようとすると急に腹痛がおこり、そこにうずくまります。皇后はすでに妊娠をしておりました。そばに寄って武內の宿禰は傍らの石を帯に挟んで出立するよう進言しました。
第三幕 山神 八時五十分頃から
里神楽最後の演目になります山神は、武神同士の戦いなどで穢れた舞台を清め元の舞台にもどすと言う神聖な舞です。
今年は新型コロナウイルスの感染で、いろいろな催しがキャンセルになり真に残念に思います。またここに来て感染者の数が増加しており本当に油断がなりません。もちろん三密とソーシャルデイスタンスに十分気をつけて実施いたします。よろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿