久伊豆神社縁起市奉納里神楽(令和2年12月15日) |
第一幕 三筒男 二時頃から
伊邪那岐命は亡き妻伊邪那美命を追いかけて黄泉の国まで行かれたものの、妻を連れ戻すことができず地上に戻った際に、自らの穢れを祓うべく禊祓いをされました。その時に墨之江大神三柱の神がお生まれになりました。まず翁の面をつけた上筒男の神が折り紙と剣の舞を、続いて中筒男の神が奉幣の舞を、最後に黒式尉の面をつけた底筒男の神が二枚扇で波を描いて舞い納めます。
第二幕 大蛇退治 四時頃から
素盞鳴尊が深山に迷いこみ、河のほとりに出たとき、足名椎に出会い泣いているのでわけを聞くと、八人居った娘が毎年一人ずつ大蛇に飲まれてしまい、最後に残ったのが稲田姫でありました。親子の物語を聞き、素盞鳴尊は、大蛇を退治することを約束し八鹽折りの酒という強烈な酒を造って大蛇に飲ませ、深く寝入ったところを殺してしまおうと謀り、大蛇を退治するという物語。
第三幕 種かし 七時頃から
狐が畑を耕して、種を蒔いているとモドキが出てきて種を食べはじめます。怒った狐はモドキの頭巾を引っ張ります。モドキも怒って狐と喧嘩になります。種を欲しいモドキは謝って種をもらいますが、もっと欲しいもっと欲しいとねだります。狐は私の真似をしたら種をやるといって「花魁」になったり、餅を搗いて神様に奉納しようと言います。二人で餅を搗き始めますがモドキはまたいたずらをします。
第四幕 山神 八時五十分頃から
山神は今日一日の神々が現れて穢れた舞台を清めて、元々の神聖な場に戻すと言う役目を背負っています。
本年はコロナウイルスの感染拡大と言う、大きなニュースがありました。来年こそは、穏やかな良い年になりますようお祈りいたします。本年度最後の里神楽となります。どうぞお楽しみください。
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